研究課題/領域番号 |
25350335
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
安藤 一秋 香川大学, 工学部, 准教授 (60325321)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 情報システム / NIE / 小学校 / 検索支援 / 読解支援 / 調べ学習支援 |
研究概要 |
本研究では,自然言語処理・情報検索技術を活用することで,Web上の新聞記事群から小学校高学年の児童が自由に記事を検索したり,読んだり,調べたりできるNIE支援システムの構築するため,基盤技術の実現とそれを利用したシステム開発を目的とする.本年度は検索・読解・調べ学習支援の考案・実装するための基礎研究を中心に実施した. 記事選択・検索支援については,複数の新聞記事サイトに記載されている人気記事ランキングに注目し,それらのランキング情報と子供向けポータルサイトから収集した人気キーワード情報などの学習知識を利用して,人気記事ランキングをNIEに適した子供向けにリランキングする手法の事前調査を行った.また,検索インタフェースとして地図に注目し,新聞記事を地図上に配置し,新聞記事のカテゴリ別選択や時間別選択などをエリア毎に視覚的行えるインタフェースについて実装を進めた. 読解支援については,言い換え知識の量的問題を改善するため,子供向けに書かれた言語資源の活用方法について調査・検討した. 調べ学習支援としては,調べ学習課題を自動生成する手法について研究を進めた.よみうり博士のアイデアノートをベースに既存の調べ学習課題のテンプレートを作成し,記事から自動抽出した重要語や各種情報を基に,How型の調べ学習課題を自動生成する手法について提案した.既存の課題からテンプレートを構築する際,シソーラスや検索エンジンを活用する方法を提案した. 本年度は,国内の研究者とディスカッションするため,国内での研究発表を中心に行った.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本年度の研究遂行中に新たなアイデアが誕生したため,交付申請に記載した目的と一部異なる内容について研究を進めることになったが,本年度予定していた研究の多くについては,計画通りの進展があった.
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今後の研究の推進方策 |
本年度と同様,NIE支援システムの構築に向けた基盤技術の実現とシステム開発を進める.記事選択・検索支援については,一般記事ランキングを子供向けにリランキングする手法の実装,地図を利用した新聞選択・検索インタフェースの実装と評価を行う.読解支援については,子供向けに書かれた言語資源を自動収集し,子供向けコーパスの構築を進めるとともに,子供向けコーパスから言い換え知識を自動抽出する手法について検討を進める.また,調べ学習については,学習課題の自動生成の実装を継続する.
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次年度の研究費の使用計画 |
テキストデータの取り込み代として人件費・謝金に計上していた予算であるが,Web上のテキストデータを活用する新たなアプローチをうかび,これを優先した.そのため,計上していた予算の一部を物品費として利用したが,一部残金が生じた. 次年度の物品費用として使用する.
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