本研究は陶磁器伝統工芸従事者のために行った。この研究の目的は立体視ビデオ及び3D プリンタを用いた実物模型等高度なデジタル技術により職人の技術・感性を数値化及び可視化することで技能習得の期間短縮を目指すことである。国内伝統工芸の衰退の原因として、後継者不足問題があげられる、そこで、本研究では、デジタル技術を活用し、伝統工芸職人の作業工程を職人視点による立体視映像や3D スキャナによる分析・データベース化、3D プリンタによる実物模型化を行った。我々は技能伝承における「あいまいさ」「暗黙知」を「形式知」として提供し、学習者と師匠の伝承を補完する教材制作の研究を行った。
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