研究成果の概要 |
日本では多くの地方に伝統的な技能が存在するが,現実には教える側の高齢化,少子化による後継者不足といった社会問題の影響を受け,受け継がれるべき技術が消えつつある状況が少なくない.また,スポーツや舞踊,技能者の技など,保存・研究の対象となる動作も多い.これらの熟練した動作を保存して引き継ぐことが可能な技術を確立する必要がある. 本研究ではモーションキャプチャを活用し,動作の保存と解析による特徴抽出や自熟練度評価を基に,動作の継承を可能にする手法を提案することを目的とした.技能者の身体動作だけでなく,手指の技能,道具の動きなども対象とし,解析結果をもとに熟練度の評価手法を提案し,技能継承の指針とした.
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