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2016 年度 実績報告書

デジタルネイティブの特長を伸ばす学習環境のデザインと実践

研究課題

研究課題/領域番号 25350345
研究機関東北文教大学

研究代表者

眞壁 豊  東北文教大学, 人間科学部, 准教授 (10369291)

研究分担者 島田 英昭  信州大学, 学術研究院教育学系, 准教授 (20467195)
上松 恵理子  武蔵野学院大学, 国際コミュニケーション学部, 准教授 (50594462)
松下 慶太  実践女子大学, 人間社会学部, 准教授 (80422913)
岩居 弘樹  大阪大学, 全学教育推進機構, 教授 (20213267)
伊藤 一成  青山学院大学, 社会情報学部, 准教授 (20406812)
安藤 明伸  宮城教育大学, 教育学部, 准教授 (60344743)
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2017-03-31
キーワードデジタルネイティブ / ネットワーク / 学校教育 / 教育の情報化 / コミュニケーション / 学習環境 / 教育方法 / タブレット端末
研究実績の概要

デジタルネイティブという言葉の定義自体、社会の状況とともに変化するので明確な定義を設定することは難しい。その状況下で、デジタルネイティブの長所を伸ばす学習環境として、ソフトウェア・ハードウェア類の機器環境と、機器類の種類の如何を問わない学習環境の両面において、考慮する必要があった。
本研究課題において購入したタブレット端末を、最終年度において子ども向けプログラミングワークショップの用途で短期間適用した。具体的な成果としてまとめるに到っていないが、短期間の適用の場合、短時間のオリエンテーションで最低限の操作方法とルールを伝え、明確且つオープンエンドな目標の提示とともに、長時間の活用時間を与えることで、デジタルネイティブの長所が発揮されると考えられる。
また上記のような学習環境を展開する際、主たる教師役と、その教員を支えるサポート役のスタッフ役の人数と、学習者人数とのバランスも考慮する必要がある。最終的に学校教育においては教師役の人数は少ないほうが良い。そのためにも、教師側からの最小限の目標の提示を明確に行う必要がある。ただ本研究においては、教師役やそのサポート役、総じて教師側の存在の有無そのものが、デジタルネイティブ学習者にとって影響を及ぼすかどうか、あるいはそもそも教師役までもデジタルデバイスに内包したほうが適切だったかどうかについて検証するに到っていない。
教室という限られた空間の環境に、教師側役と、デジタルネイティブの学習者、そしてある程度の台数の汎用的なタブレット端末が存在する場合においては、上記のような環境が、デジタルネイティブの長所を伸ばす学習環境であると考えられる。

  • 研究成果

    (15件)

すべて 2017 2016

すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (6件) (うち国際学会 1件) 図書 (3件)

  • [雑誌論文] 情報通信技術(ICT)と学習2017

    • 著者名/発表者名
      島田英昭
    • 雑誌名

      児童心理学の進歩

      巻: 56 ページ: 未定

  • [雑誌論文] PBL形式の演習科目におけるルーブリック評価の開発 - 学生の「振り返り」に着目した授業評価2017

    • 著者名/発表者名
      松下慶太、今西正和
    • 雑誌名

      実践女子大学紀要

      巻: 13 ページ: 93-110

  • [雑誌論文] 能動的学修科目を選択する学生の特性 - PBL科目を選ぶ動機とコンピテンシー2017

    • 著者名/発表者名
      粟津俊二、松下慶太
    • 雑誌名

      実践女子大学紀要

      巻: 13 ページ: 29-40

  • [雑誌論文] ここまできた!アプリケーションによる個人学習2016

    • 著者名/発表者名
      上松恵理子
    • 雑誌名

      情報処理

      巻: 57 ページ: 884-885

  • [雑誌論文] 海外の経年的調査における理数系の早期教育2016

    • 著者名/発表者名
      上松恵理子
    • 雑誌名

      情報処理

      巻: 58 ページ: 70

  • [雑誌論文] デジタル時代のキャリア教育実践 - 社会人へのインタビュー映像制作ワークショップを通して2016

    • 著者名/発表者名
      松下慶太、高瀬浩之
    • 雑誌名

      デジタル教科書研究

      巻: 3 ページ: 24-40

    • 査読あり
  • [学会発表] 日本語教育と国語科教育との融合における情報教育の果たすべき役割2017

    • 著者名/発表者名
      上松恵理子
    • 学会等名
      日本英語教育学会・日本教育言語学会第47回年次研究集会
    • 発表場所
      早稲田大学
    • 年月日
      2017-03-14
  • [学会発表] コンピュータサイエンス教育導入へ向けての「デジタル教科書」からの移行 - n進法学修を例に2016

    • 著者名/発表者名
      金仙雅、玉城亮治、伊藤一成
    • 学会等名
      第5回日本デジタル教科書学会年次大会
    • 発表場所
      京都
    • 年月日
      2016-08-21
  • [学会発表] コンピュータサイエンス教育導入へ向けての「デジタル教科書」からの移行 - 整列アルゴリズムを例に2016

    • 著者名/発表者名
      伊藤一成
    • 学会等名
      第5回日本デジタル教科書学会年次大会
    • 発表場所
      京都
    • 年月日
      2016-08-20
  • [学会発表] Mediated Work Place and Work Styles As Second Offline : The Case Study of Coworking Space in Shibuya, Japan2016

    • 著者名/発表者名
      Keita Matsushita
    • 学会等名
      Third IDA Forum of Sociology
    • 発表場所
      Vienna, Austria
    • 年月日
      2016-07-12
    • 国際学会
  • [学会発表] ワークプレイスを巡る場所論2016

    • 著者名/発表者名
      松下慶太
    • 学会等名
      情報通信学会第34回全国大会
    • 発表場所
      東京国際大学
    • 年月日
      2016-06-26
  • [学会発表] グローバル社会を背景にした海外における教育の動向2016

    • 著者名/発表者名
      上松恵理子
    • 学会等名
      第116回 次世代大学教育研究会
    • 発表場所
      長崎大学
    • 年月日
      2016-04-16
  • [図書] 小学校にプログラミングがやってきた 超入門編2016

    • 著者名/発表者名
      上松恵理子
    • 総ページ数
      144
    • 出版者
      三省堂
  • [図書] The Post-Mobile Society2016

    • 著者名/発表者名
      Eriko Uematsu, Keita Matsushita et al.
    • 総ページ数
      167
    • 出版者
      Routeledge
  • [図書] ポストモバイル社会社会 - セカンドオフラインの時代へ2016

    • 著者名/発表者名
      松下慶太、上松恵理子 他
    • 総ページ数
      294
    • 出版者
      世界思想社

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公開日: 2018-01-16  

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