本研究は、留学生の出身国における法制度や情報倫理意識をもとに、各教育単元にウェイト付けすることで、学習のプライオリティを決定し、より効果的な情報倫理教育を行うことを可能とする多言語教育教材を作成した。 本教材は、それぞれ異なる出身国の留学生に対して、育った環境や文化的な差異から生じる理解のバラつきに対応するために、アジア各国におけるアンケート調査で判明した各国の特性より導き出された重点学習項目ごとに、必要に応じて学習順序に優先順位をつけ、さらに、スムーズに理解させるための出身国別の加筆部分を加え、より効果的な教育の実現を可能とした。中国語・英語・ハングル語バージョンをそれぞれ作成した。
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