本研究の目的は高等教育においてOERを使用する際の質的なガイドライン、および教育的方略を開発し検証することであった。 2013年度はOERを利用する際の質的ガイドラインと教育的方略を開発し、2014年度には世界の4地域(アジア、アフリカ、アメリカ、ヨーロッパ)から10件のケースを抽出して検証したところ、OERを使用する際の4つの目的(有効性、効率性、魅力、拡張性)を特定することができた。そして2015年度、異なる教育状況におけるOERの利用に関して、日米7つの研究機関で調査を行ったところ、文化的に適応可能な質的ガイドラインと教育学的に効果的なアプローチが示唆された。
|