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2015 年度 研究成果報告書

世界文明の交流から見た日本近世の数学

研究課題

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研究課題/領域番号 25350380
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 科学社会学・科学技術史
研究機関大阪教育大学

研究代表者

城地 茂  大阪教育大学, 学内共同利用施設等, 教授 (00571283)

研究協力者 劉 伯雯  台湾, 国立高雄第一科技大学応用日語系, 准教授
張 澔  台湾・義守大学, 通識教育中心, 准教授
張 耀祖  台湾・義守大学, 財務与計算数学系, 教授
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワード数学史 / 科学技術史 / 和算 / 暦算 / 天文学史 / 社会階層 / 時代区分 / 南北中国文明
研究成果の概要

中央アジアもしくは南アジアが起源と考えられる「格子乗算」が東西へ伝播していった過程を中国数学書や朝鮮復刻本、和算書を調査することで解明した。日本では、二つの数学が江戸時代に伝わっていた。和算家は、その一方だけを受容し、用語も異なっていた。ここから、江戸時代後期の数学者集団は、一つではなく、西洋数学を受け入れようとする医学者、兵学者といった城下士を中心とする集団と地方にあってソロバン(上級になると算木)以来の中国伝統的数学を受容、発展させた郷士や豪農を中心とする集団があったということである。両者の交流はあまりなく、この時期の数学は「地方和算期と紅毛算期」が並立するということが実証された。

自由記述の分野

科学技術史

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公開日: 2017-05-10  

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