21世紀における美術館の新しい役割を分析した。グローバリゼーションが進み、21世紀に入り新しく地域社会に参加する人々を対象にアートを用いた言語教育プログラムを提供する美術館が出てきた。長期的な取り組みを行っている美術館として、教材を出版したプログラムに焦点をあて、アメリカ・オランダ・デンマーク・日本で現地調査を実施した。プログラムの目的、企画、運営、カリキュラム、成果に関して、特徴を比較分析した。グローバルに移動する人々が多様化する21世紀に、美術館はアートを用いて、変化に適応する人、そして受容する人にとって、エンパワメントや相互理解の基盤を形成することで社会に貢献することができる。
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