研究課題
基盤研究(C)
システムの分析とデザインのために,準乱数を利用する手法の開発と実証の研究を行った.取り扱った問題は,粒子フィルタに対して準乱数を利用するためのアルゴリズムの開発,パラメータ推定のための最適化問題への適用,複雑な分布に従うサンプルを準乱数のよい性質(均一性)を維持しながら生成するための研究などである.多くの数値実験により,準乱数が乱数の代替物として利用できる場面が多く存在すること,代替により数値計算の効率性が向上することが見いだされた.
社会システム工学