研究課題
基盤研究(C)
2001~2012年に交通事故を起こした1933~1972年生まれの者を対象としたコーホート分析により、人的要因別相対事故率(運転頻度当りの率)と年齢の関係を誕生年代別に調べた。各人的要因の相対事故率は45~55歳前後をボトムに加齢に伴い上昇し、相対事故率と年齢の関係については、脇見運転を除き誕生年次による差は見られなかった。違反についても高齢者の相対違反率(運転頻度当りの率)は非高齢者より高く、加齢に伴い心身能力や規範意識が低下すると考えられる。また、運転者は同じ人的要因での事故や同じ違反種別での検挙を繰り返す傾向があり、問題者の運転方法や安全意識の修正を促す効果的対策が必要と考えられる。
複合領域