通信網、電力システム、空調システム、鉄道網等、社会基盤を成す各種システムにおいて、可能な高信頼化対策の中から妥当なものを容易に決定するソフトウェアツールを実現するために必要な技術を検討した。特に、社会基盤システムの多くが、他のシステムと連携して機能している点に着目して、支援・被支援の関係として新しいモデルを提案した。そして、支援側システムの故障による、支援される側の用益の低下度合いに基づいて、ネットワークの要素に要求される信頼性を自動的に決定する手法を検討した。また、本手法に基づくソフトウェアツールを作成し、研究代表者の研究室HPに公開した。
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