医療的ケアを要する在宅療養児と家族の台風災害への対処行動と看護職者及び福祉関係者の支援の実態と課題について調査した。対処行動は、災害対策の実施の有無に関わらず安全と電源確保に重点が置かれていた。一方で、自助力強化が課題であると捉えていた。また、台風災害発生時への日頃の取り組みに関する項目の実践率は高かったが、家族への指導や自身の災害への備えの実践率は低かった。今後は、家族への指導の内容や方法について検討と実践の必要性が示唆された。 研究結果をもとに医療的ケアを要する在宅療養児の災害ハンドブックを作成し、災害への備えについて関係者に広報した。
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