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2015 年度 研究成果報告書

記憶成績低下メカニズムの脳磁場計測による探究

研究課題

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研究課題/領域番号 25350516
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 生体医工学・生体材料学
研究機関北海道大学

研究代表者

横澤 宏一  北海道大学, 保健科学研究院, 教授 (20416978)

研究分担者 大槻 美佳  北海道大学, 大学院保健科学研究院, 准教授 (10372880)
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワード短期記憶 / 加齢 / α波脳律動 / 脳磁計 / 初頭性・新近性効果
研究成果の概要

加齢による記憶能力低下のメカニズムを探るため、記憶中に脳から出る微弱な磁場(脳磁場)を計測し、20歳代前半の若年者群と60歳代の高齢者群で比較した。記憶対象を順番に視覚呈示すると、若年者群ではα帯域(8-13 Hz)の脳律動が記憶中に増加していくのに対し、高齢者群では逆に減少することがわかった。脳磁場分布から脳内の活動部位を逆算すると、若年者で見られたα波律動の増大は、記憶に関係のない視覚入力の抑制により生じているらしいことが分かった。以上の結果は、記憶に関係のない視覚入力の抑制が働きにくくなることが加齢による記憶能力低下の一因となることを示唆した。

自由記述の分野

生体医工学

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公開日: 2017-05-10  

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