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2014 年度 実施状況報告書

人工膵島への応用を見据えた血管内留置型センサによる連続血糖計測システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 25350532
研究機関熊本大学

研究代表者

下田 誠也  熊本大学, 生命科学研究部, 講師 (60398203)

研究分担者 荒木 栄一  熊本大学, 生命科学研究部, 教授 (10253733)
古川 昇  熊本大学, 生命科学研究部, 准教授 (90335795)
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワード人工膵島 / 連続血糖計測システム
研究実績の概要

血管内留置型ブドウ糖センサを用いた連続血糖計測システムの開発:Polyimideを主軸として、白金陽極を遠位部に、銀陰極を近位部に配置した過酸化水素電極の表面にブドウ糖酸化酵素を固定し、ついで制限透過膜であるポリウレタン膜にて被覆、さらにセンサの長寿命化を図るべく生体適合性膜である2-methacryloyloxyethyl phosphorylcholine(MPC)膜を被覆し,作製した小型で柔軟性のあるマイクロ針型ブドウ糖センサ(PIセンサ;直径0.3mm)を作成し,これを用いた無採血連続血糖計測システムの開発を行った.
無採血連続血糖計測システムのin vitroにおける基礎的検討:In vitroにおける基礎的検討として,以下の項目について検討した.1) ブドウ糖濃度に対するセンサ出力の直線性,2) ブドウ糖濃度を100mg/dlから200mg/dlへ変化させた場合と,200mg/dlから100mg/dlへ変化させた場合の90%応答時間,3) ブドウ糖濃度100mg/dlにおけるセンサ出力の変動率,4) 3%,5%,7%のアルブミン含有ブドウ糖水溶液(100mg/dl)中でのセンサ出力の変動
無採血連続血糖計測システムのin vivoにおける基礎的検討:静脈内にブドウ糖センサを留置した健常犬に対し,経静脈的にブドウ糖を投与,血糖値を80mg/dl~200mg/dlへ変化させた際の血糖値に対するセンサ出力の追随性,時間遅れなどを検討するとともに,回帰分析を行い,In vivoにおける有用性の検討を行った.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

交付申請書に記載した内容に沿って,研究が遂行され進展しており,現在までに血管内留置型ブドウ糖センサを用いた連続血糖計測システムの開発及び基礎的検討まで概ね終了しているため.

今後の研究の推進方策

現時点で,研究遂行における問題点はなく,予定通り進めていく予定である.

次年度使用額が生じた理由

参加予定であった学会に参加できず,旅費の使用額が予定よりも少なくなり,差額が生じた.

次年度使用額の使用計画

次年度は日本糖尿病学会年次学術集会及び臨床内分泌UPDATEへの出席を予定しており,その際支出する予定である.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2015

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Insulin requirement profiles in Japanese hospitalized subjects with type 2 diabetes treated with basal-bolus insulin therapy.2015

    • 著者名/発表者名
      Shimoda, S., Okubo, M., Koga, K., Sekigami, T., Kawashima, J., Kukidome, D., Igata, M., Ishii, N., Shimakawa, A., Matsumura, T., Motoshima, H., Furukawa, N., Nishida, K. and Araki, E.
    • 雑誌名

      Endocr J

      巻: 62 ページ: 209-216

    • 査読あり / オープンアクセス

URL: 

公開日: 2016-05-27  

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