本研究では高い信頼性を要求されるコンピュータ化システムの開発に関わるリスクマネジメント手法を提案した.具体的にはコンピュータ化システムの潜在的な故障を網羅的に検討する故障モード影響解析手法,コンピュータ化システムの特定の故障の原因を分析する故障木解析手法を提案した.さらに,それらの支援ツールを試作した.夫々の手法をコンピュータ化システムに適用した結果,技術者が発見することができななった故障を検出することができた.さらに故障モード影響解析の結果から導きだされた故障に対して,故障木解析手法を適用することで故障の原因を明らかにすることができるようになった.
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