肺がん化学療法における交流磁場併用療法の開発

2015 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 25350578
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 医用システム
• 研究機関: 金沢医科大学
• 研究代表者: 小林 誠 金沢医科大学, 医学部, 助教 (20460355)
• 研究分担者: 柿川 真紀子 金沢大学, 電子情報学系, 助教 (10359713) ; 山田 外史 金沢大学, 環日本海域環境研究センター, 連携研究員 (80019786)
• 研究期間 (年度): 2013-04-01 – 2016-03-31
• キーワード: 新規医療技術開発

研究成果の概要

抗がん剤を用いたがん化学療法における副作用や薬剤耐性化細胞出現の低減を目指し、抗がん剤と交流磁場曝露の併用による殺細胞効果増強の可能性をヒト肺がん由来培養細胞を用いて検討した。肺がん化学療法で使用される抗がん剤シスプラチンと極低周波交流磁場曝露の併用により、化学療法で投与されるシスプラチン血中濃度範囲において殺細胞効果の増強が観察された。この結果より、交流磁場曝露の併用による抗がん剤殺細胞効果の調節を用いた低侵襲を目的とした新規医療技術開発の可能性が示された。

自由記述の分野

分子生物学