本年度は、我々が開発した胸腹部運動を視覚的にフィードバックする機器を用いて、効率的な呼吸法を誘導できるかを検証した。
実験では横隔膜呼吸時の呼吸筋酸素消費量(VO2resp)を測定し, 視覚的フィードバック(VF)の有無によるVO2respの差異を比較することとした. その結果、VFを用いた横隔膜呼吸ではVO2respが有意に低値となった。これによりVFを用いた横隔膜呼吸はVO2respが少ない効率的な呼吸法を誘導することが明らかとなった。これらの成果は第94回日本生理学会大会と第52回日本理学療法学術大会で発表した。
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