骨量減少モデルとして卵巣摘出ラット(OVX)と坐骨神経切除ラット(DN)を用いて膝関節部の静磁場(mg)が運動器に与える影響を検討した。静磁場により脛骨骨梁幅の有意な増加(OVXmg vs SHAM)、骨粗鬆指標の有意な改善(OVXmg vs OVX)、大腿直筋FG線維の横断面積増大(OVXmg > OVX > SHAM) 、関節軟骨の代謝を示す血中Ⅱ型コラーゲン減少(OVX > SHAM ≒ OVXmg)がみられた。局所性骨量減少モデルでは大腿直筋湿重量の有意な増加(DNmg > DN)がみられ、全身性骨量減少と坐骨神経切除による筋萎縮が静磁場により抑制される傾向であると示唆された。
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