日本では2008年から質に基づく報酬支払(pay for performance)が回復期リハビリテーション病棟に導入されて以降,医療の質の評価に対する社会的関心が高まってきた.しかし,長年,日本では大規模データベースが存在していなかったため,病院間の医療の質が同じであるか,そうでないか確認する術はなかった. 本研究では2008年に開発されたリハビリテーションデータバンクのデータを用い,回復期リハ病棟の入院患者の治療成績の評価結果を病院間で比較することで,医療の質の向上につながりうる因子を明らかにした.
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