医療分野で欠かせない医薬品包装であるPTP包装について使用性、経済性、実現可能な工夫について素材の評価から人における官能試験までを通して総合的に研究することができた。また、それぞれの評価の結果から今後の課題となっている小児の誤飲を防ぐために必要なPTP包装についても考案する基盤ができた。さらに、医療の中での大きな課題となっている薬のアドヒアランス向上に繋がるデバイスを実際の使用者やその家族に評価してもらうことができ、高齢社会で普及できる可能性を検証したデバイスを提唱することができた。これらの検討を通して、医薬品の包装が果たす役割の重要性が示す事ができた。
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