研究課題
基盤研究(C)
女性の骨盤内臓器の位置と骨盤底筋力の関連性を明らかにするため、座位時の骨盤内MRI画像を用いて、骨盤内臓器下垂に影響するリスク因子を検討した。結果、骨盤内臓器は、加齢、分娩、腹圧性尿失禁により下垂することが明らかとなった。また、骨盤内臓器の位置と骨盤底筋収縮による膀胱頸部の挙上量には負の相関が認められたことから、骨盤内臓器が下垂している女性は、膀胱頸部の可動性が大きいことが示唆された。さらに、12週間補整下着着用及び骨盤底筋訓練を実施した結果、尿失禁改善が認められた。
基礎看護学