これまでの研究成果を踏まえ、「攻防分離型」から「過渡的相乱型」を経て「攻防相乱型」に立ち上げ、中学校でハーフコートの8人制サッカーが出来るようになる義務教育段階におけるサッカー学習カリキュラムを提案した。すなわち、ボールゲームの本質である「勝つための工夫」を戦術とボール操作技術を身につけながら楽しみ、その過程で運動が好きになり、サッカーを上手にするとともに体力の向上も図れる「課題ゲーム」を積み上げるカリキュラムである。これは、サッカーを上手にするとともに体力の向上も図れ、文部科学省が今回の学習指導要領の改訂において「体つくり運動領域」以外の領域にも期待した指導法の一つの工夫になり得る。
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