研究課題/領域番号 |
25350785
|
研究機関 | 桐蔭横浜大学 |
研究代表者 |
田中 暢子 桐蔭横浜大学, スポーツ健康科学部, 准教授 (90620162)
|
研究分担者 |
菊 幸一 筑波大学, 体育系, 教授 (50195195)
奥田 睦子 金沢大学, 経済学経営学系, 准教授 (90320895)
|
研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
|
キーワード | 精神障害者 / スポーツ推進システム / ヘルスプロモーション / リカバリー / スポーツ政策 / 障がい者政策 / スポーツ精神医学 |
研究実績の概要 |
精神障害者のスポーツの国際比較研究から、精神障害者のスポーツを推進する国の動向を理解し、国際ネットワークの構築に貢献した2年間を経て、国際大会の開催に向けた根拠資料の作成に努めた。その結果、最終年度の2016年2月に精神障害者スポーツの国際大会開催にも結び付け、世界動向を踏まえたうえでの開催に貢献することができた。 最終年度は、研究代表者は、国として専門部署が設置されているデンマークを訪問し、5つの関係機関、7名より推進システムの現状と課題について聞くことができた。また、実際の活動現場にお足を運び、当事者からも話を聞く機会を持つことができた。研究分担者はドイツを訪問し、スポーツ推進の中核団体である障がい者スポーツ協会を初め、地域の活動にも足を運び、実際の活動を見ることができた。 この2カ国以外の英国では、メールやスカイプなどを活用し、国際大会の開催に併せ各国の推進状況を聞いた。また、開催期間中には、各国の関係者にアンケートを依頼し、各国の課題やターゲットにしている疾患などをまとめ、各国関係者に大会期間中に国際機関の立ち上げに関する国際会議にて報告することもできた。 なお、本調査の目的であった、推進国の活動の現状を把握し、精神障害者スポーツ初の国際大会開催に貢献できたこと、加えて支援体制の整備や国際機関の立ち上げと共に国内外の政策提言に結び付けることができたことは最大の成果である。
|