2014年度に、健常者の歩行分析をを吊り下げ式トレッドミルを使用して行った。その結果、健常者であっても吊り下げ式トレッドミルでの測定においてはハーネスの取り付けがうまくいかず股関節への負担や歩行のしにくさなどが挙げられ、よりよい測定方法を再考案しなければならなくなった。2015年度は、健常者の被験者の再測定を行い、免荷をしていくプロセスや歩行時の状況を詳しく調査した。その結果をもとにして、測定協力者をリクルートした。 リクルートでは、「被験者:GMFCSレベルIII~Vの脳性麻痺で、過去1年間整形外科の手術をうけておらず、また今後1年間手術の予定がなく、骨折の既往、循環器疾患、てんかん等の合併症がない生徒を対象とする。研究の主旨を先生、保護者に説明し、協力してくる生徒および保護者にインフォームドコンセントを得る」とし、評価はベースライン、3か月後、6か月後、および1年後の評価パラメータ:酸素脈とした。体重負荷および速度は、ほぼ60%HHR相当となる組み合わせとする。場合によっては100%でも構わないこととする。あるいは、ハーネス装着下に足が接地し、交互に足を運ぶことができた状態での体重を測定し、この状態で適当な速度とする。1回20分間 週4回を目安とするとした。リクルートに時間がかかったが、2015年度後半より被験者選別のディスカッションが繰り返され、現在は5名の被験者(身体障害者入所施設)で測定を進めようとしている。
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