研究課題
基盤研究(C)
高脂肪食は肥満をもたらすことが知られている.近年,高脂肪食が肝臓などの末梢組織において時間遺伝子の発現量を乱し,それが肥満の一因となっていることが報告されてきた.運動はこの乱れを改善することが期待される.本研究では,高脂肪食及び持久性トレーニングが時計遺伝子発現に及ぼす影響について検討することを目的とした.その結果,運動は高脂肪食誘発性肥満ラットへの肥満改善の効果があり,それには生体の生理機能を司る体内リズムに関連した時間遺伝子の発現量が影響することが示された.
運動栄養学