(1)大学スポーツ選手370名、χ2検定およびロジスティック回帰分析を行った結果、椎間板変性と腰痛の関連性を認めた。(2)大学男子陸上競技選手における椎間板変性の発生は、短距離選手に多く、競技歴と腸腰筋のタイトネスが関連性している可能性が示唆された。(3)大学男子サッカー選手では、椎間板変性を有している選手は支持足、蹴り足ともに股関節の伸展可動域および下肢伸展挙上角度は高値を示すことが明らかになった。(4)大学男子バスケットボール選手では、椎間板変性を有している選手は身長、体重で高値を示すとともに、胸腰部の左回旋の可動域が高値を示した。
|