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2015 年度 実施状況報告書

メタボリックシンドローム該当者に対する健康運動教室の効果の継続性に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 25350843
研究機関茨城県立医療大学

研究代表者

岩井 浩一  茨城県立医療大学, 保健医療学部, 教授 (30167275)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2017-03-31
キーワードメタボリックシンドローム / 内臓脂肪 / 運動
研究実績の概要

茨城県阿見町で特定健診を受診し,メタボリックシンドロームあるいはその予備群と判定され,特定保健指導を受けた者を対象に,運動教室への参加案内を送付した。その結果,20名の参加希望があり,そのうちの18名が運動教室に参加した。参加者は,本学付属病院において,問診,血液検査,尿検査,腹囲測定,および血圧測定を実施した。また,磁気共鳴画像装置(MRI)を用いて腹部(臍位)の画像を撮影し,腹部脂肪面積(内臓脂肪面積,皮下脂肪面積)を測定した。さらに,体脂肪測定装置(BodPod)を用いて,空気置換法により体脂肪率の測定を行った。その後毎週2時間の運動教室を実施し,定期的に同様の測定を継続し,様々な測定結果の変化状況を評価した。平成27年度については,引き続き運動教室を継続しており,今後最終的な研究成果をまとめていくことが期待される。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

初年度は順調に進展し,多くの成果が得られた。しかし,その後,学校教育法の改正に伴う学内規程の改正,研究不正に関する学内規程の整備,大学認証評価への対応など,副学長として限られた時間で責任のある対応が求められ,極めて多忙な状況となったことにより,研究に割ける時間がほとんどなかった。そのため,当初の計画が遅れていたが,昨年度は学長の体調不良など想定外の出来事が続き,最終年度ではあったが研究を終了することができず,研究期間を今年度まで延長した。現在,研究成果をまとめるべく,データの整理を進めている。

今後の研究の推進方策

運動教室参加者はその後も継続して運動を実施しており,運動の継続実施による効果が期待できる。そこで,継続期間と効果との関係をもとに,より充実した内容の研究データを収集し,研究成果をまとめ,学術雑誌に投稿していく。

次年度使用額が生じた理由

昨年度は研究をほとんど進展させることができなかったため,予算使用実績はほとんどなかった。最終年度ではあったが,研究成果の取りまとめができなかったため,多くの予算が残ってしまった。

次年度使用額の使用計画

現在,データ整理を行い,研究成果の取りまとめを開始し,論文執筆を行っている。今年度には,最終的な測定を行い,研究成果をまとめ,早急に論文を投稿して成果を公表していくとともに,同時にホームページを作成し,研究成果を公開して行く。

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公開日: 2017-01-06  

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