昨年度より、投稿していた論文「The relationship between distorted body image and lifestyle among Japanese adolescents: a population-based study(体型認識の歪みと生活習慣との関連について)」(Archives of Public Health)が掲載されることになった。 さらに今年度は、小学4年生時のデータ(2002~2007年、ベースライン時)と3年後(2005~2010年)の中学1年生時のデータをリンクさせ、小学4年生時の自己の体型認識の歪みがその後の体型に影響を及ぼすのか、生活習慣との交互作用についての縦断的検討を行った。その結果、小学4年生の普通体重児において、男女ともに体型を過大評価することが、3年後の過体重と有意に関連することが示された。また、男女ともに体型を過小評価することが、3年後のやせと有意に関連することが示された。学童における体型認識の歪みはその後の体格に影響を与えることが示唆された。以上の結果を、第74回日本公衆衛生学会総会にて「学童における体型認識の歪みとその後の体格との関連:3年間のフォローアップ研究」発表した。また、論文化し、国際誌に投稿する予定である。
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