研究成果の概要 |
高齢者の心の健康づくりやうつ予防を目的に、うつ傾向者の把握と予防プログラムの検証、地域システム構築と評価をした。亀岡市生活圏域ニーズ調査で13,294人(有効回答率72.9%)の内、4,397人(33.1%)がうつリスク保有者であった。うつリスク保有者群では、非保有者群に比べて、身体機能が低下していた。そこで、我々は運動プログラムのエビデンスを検証し、介護予防サポーターを養成した。この経過の中で、NPO法人元気アップAGEプロジェクトを設立し、運動習慣のない高齢者が気軽に参加できる元気アップ体操教室を10町で展開する仕組みを構築した。運動プログラムはうつ予防に効果があることが示唆された。
|