ICT教育の推進により、「黒板の文字を判別する」遠見視力に加えて、「タブレット画面の文字を判別する」近見視力が必要になる。しかしながら、学校では遠見視力検査しか行われていない。「遠見視力検査では発見できない近見視力不良者」の存在を明らかにし、近見視力検査の必要性を検証した。近見視力検査により発見した弱度遠視や調節機能不良は、ICT教育においては調節負荷を増大させ、眼疲労の原因になり、学習能率を低下させる。早期発見・早期治療の効果として、治療により視力が改善した子どもの「視覚情報入手における負担の軽減」を検証した。
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