研究課題/領域番号 |
25350867
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研究機関 | 森ノ宮医療大学 |
研究代表者 |
荻原 俊男 森ノ宮医療大学, 保健医療学部, その他 (60107042)
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研究分担者 |
中谷 彪 森ノ宮医療大学, 保健医療学部, 教授 (20101264)
宮本 忠吉 森ノ宮医療大学, 保健医療学部, 教授 (40294136)
大津 尚志 武庫川女子大学短期大学部, その他部局等, 講師 (40398722)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 医療系大学 / 教員養成 / 教員養成大学 / 教員教育大学院 / 保健体育科教員 / 教育実習 / カリキュラム / 現職教員 |
研究実績の概要 |
最終年度の研究計画を以下のように実行することができた。 まず8月初旬に、台湾の大学における保健体育科教員養成制度の調査を行った。訪問調査した大学は台湾師範大学と東南科技大学であった。とりわけ台湾の代表的な教員養成機関である台湾師範大学のカリキュラムと養成制度は参考になった。インタビューには同大学を卒業した現職教員が3名参加してくださり、教授ともども私たちの質問に答えてくださった。詳細な資料も収集することができた。 1月下旬には、フランスの大学における保健体育科教員養成制度の調査を実施した。訪問した大学はパリ教員教育大学院(ESPE)で、ヨーロッパにおける先進的で典型的な教員教員養成の制度を知ることができた。フランスで教員委なるためには、まず大学を卒業して、さらに大学院に相当する教員教育大学院で2年間の教育を受けなければならないことになっているが、教育大学院では、学生たちは大学院における学習と学校における教育実践とを体験することによってその専門性を深めていく。ただし実際上、学習と教育実践との統一については問題もあり、改善が実施されているが、さらなる改善改革への模索がなされている状況である。 2月下旬に、研究期間全体を通して実施した研究を総括する会議を行い、これまで執筆し、本学の大学紀要に提出したり、書き留めてきていたりした論稿と報告を検討し、その成果を「医療系大学における教員養成の意義と課題とについての総合的研究」という冊子(A4版・84頁)にまとめた。残された課題もいくつかあるが、意義については新しい視点を藻含めて提言することができたのではないかと考えている。
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