研究課題/領域番号 |
25350872
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 静岡県立大学短期大学部 |
研究代表者 |
増田 明美 静岡県立大学短期大学部, その他部局等, 准教授 (40390017)
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研究分担者 |
坂田 由美子 筑波大学, 医学医療系, 教授 (30347372)
塚本 康子 新潟医療福祉大学, 健康科学部, 教授 (60310554)
高田 ゆり子 筑波大学, 医学医療系, 教授 (90336660)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 通信制高等学校 / 養護教諭 / 通信制保健室 / 通信制保健室の健康支援教育プログラム / 通信制高校生徒 |
研究概要 |
本研究の準備期間として以下の研究成果が得られた。 1.平成19年から22年にかけて通信制高校保健室の非常勤養護教諭を対象に面接調査の内容を論文にまとめ「非常勤養護教諭のおかれている通信制高等学校保健室における健康支援の実態と課題」と題して小児保健研究へ投稿した。その論文では、非常勤養護教諭が健康支援を実施する上で重要課題として1)生徒の健康に関する実態把握が困難である2)非常勤の立場での健康支援の困難さがある3)教員や他機関との連携が取りにくいなどが挙げられた。 2. 9月20日関東地区高等学校通信制教育研究大会と10月15日中国地区高等学校通信制教育研究協議会での講演で、養護教諭の研修会開催の参加を促した。通信制養護教諭や教員を対象にした「第5回 つながろう通信制保健室」フォーラムを実施し、その際にも研修会の参加を促した。 3.研修日程・講師依頼(臨床心理士・精神科医師・精神看護学科専攻の通信制高校卒業生)・研修運営協力者などが決定した。 4. 全国の通信制養護教諭の意識調査用紙を作成し、大学の倫理委員会に提出している。事前に 通信制高校の副校長・教頭を対象に通信制高校保健室の現状についてアンケート調査を実施した。筆者が行った平成18年の実態調査結果と比較すると、大きな変化は見られなかった。 5. 全国高等学校通信制教育研究会(全通研)の会長と面接し、養護教諭が参加しやすいように研修会開催に向けて「後援」の依頼をした。結果、「平成26年度の後援は難しいが、推薦という形で協力できる。平成27年度の後援は、平成26年度の研修内容で検討したい」という回答であった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
平成25年度までに通信制高等学校の養護教諭に対して通信制保健室の現況についての質問紙調査を実施する予定であったが、大学の倫理委員会での承認が遅れており、平成26年度に実施する予定である。 その他は、ほぼ、計画通りに進んでいる。研修日の日程も決定し、今後は講師との日程調整を行う予定である。
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今後の研究の推進方策 |
通信制高等学校の養護教諭を対象にした「通信制保健室の現況についての質問紙調査」は実施していないが、事前に行った通信制高校の副校長・教頭を対象とした「通信制高校保健室の現状について」のアンケート調査内容を参考にし、平成26年度は、健康支援教育プログラムを計画・実施する。
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