研究課題/領域番号 |
25350872
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研究機関 | 新潟医療福祉大学 |
研究代表者 |
増田 明美 新潟医療福祉大学, 健康科学部, 教授 (40390017)
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研究分担者 |
坂田 由美子 筑波大学, 医学医療系, 教授 (30347372)
塚本 康子 新潟医療福祉大学, 健康科学部, 教授 (60310554)
高田 ゆり子 筑波大学, 医学医療系(名誉教授), 名誉教授 (90336660)
菊地 美帆 常葉大学, 健康科学部, 講師 (00553322)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | 通信制高等学校 / 養護教諭 / 参画型健康支援教育プログラム |
研究実績の概要 |
平成28年のフォーラムは情報交換会を取り入れた参加型のフォーラムを企画し、千葉県教育委員会の後援を受け実施した。参加人数は18名、養護教諭は8名であった。そのフォーラムでは、通信制の保健室の課題を共有しても、自分達でより良い方向性へと発展させることが困難であるという課題が挙がった。 そこで、平成29年、健康支援教育プログラム構築の研究目的をより達成するため延長の申請書を提出した。自分達の課題を自分達で考える参加型のフォーラムを企画し、検証した。引き続き、千葉県教育委員会の後援を受けることができた。そのことは、本フォーラムに対する信頼を得、各学校における管理職の理解を深めることにつながり、受講者が参加しやすくなった。平成29年度の企画は、特に課題共有だけではなく養護教諭自身の取組について話し合えるスタイルにするためパネルディスカッションを取り入れた。フォーラムのメインテーマは「通信制高校保健室の課題と取り組み」とし、現役の通信制高校で養護教諭をしている3名(常勤1名、非常勤2名)にパネリストとして話題提供を依頼した。その他に、スキルアップできる研究経過報告「高校生の社交不安症の実態調査と保健室で行う認知行動療法プログラムについて」(講師:千葉県立犢橋高等学校 林三千恵)、講演「うつ病の理解を深め、事例解説を通じて対応を学ぶ」(講師:ひだクリニック心療 内科医 肥田裕久)を行った。 132校の通信制高校校長宛にフォーラムのチラシ・案内状を郵送した。参加人数19名(養護教諭11名・管理職・教諭・他7名 学生1名)、昨年と比べると養護教諭が3名増えた。実施後のアンケート調査及び自己評価から、通信制高等学校の養護教諭を対象にした参画型健康支援教育プログラムの条件として、興味あるテーマであること、スキルアップできる内容を取り入れること、情報交換の場が求められていることが示唆された。
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