研究課題/領域番号 |
25350889
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研究機関 | 佐賀大学 |
研究代表者 |
西田 裕一郎 佐賀大学, 医学部, 講師 (50530185)
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研究分担者 |
西島 和俊 秋田大学, 秋田大学バイオサイエンス教育・研究センター, 准教授 (70435874)
見市 文香 (三田村文香) 佐賀大学, 医学部, 助教 (70576818)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 肥満 / 糖尿病 / エネルギー消費 / メタボローム |
研究実績の概要 |
骨格筋代謝物質とフェノタイプ(静注糖負荷テストにより評価された糖代謝指標と二重標識水法により測定されたエネルギー消費量)の関連についての検討を行った。リポ蛋白リパーゼトランスジェニックウサギとコントロールウサギの横断的な比較(Welchの検討を使用)で有意な差が認められた40種類の骨格筋代謝物質を対象として、上述のフェノタイプとの相関(スピアマンの順位相関係数を使用)を調べた結果、糖代謝指標とエネルギー消費量の両者と相関が認められた骨格筋代謝物質が11種類(メチオニン等)、糖代謝指標と相関が認められた代謝物質が9種類(クエン酸等)、エネルギー消費量と相関が認められた代謝物質が7種類(ロイシン等)見出された。これら27種類の骨格筋代謝物には、単に良好な代謝(すなわち、抗糖尿病・抗肥満)の結果を反映しているものもあるが、良好な代謝の原因となっているものも含まれている可能性がある。今後は、同定された27種類の骨格筋代謝物質の中から、抗糖尿病・抗肥満の原因となる骨格筋代謝物の発見を目指したい。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初の計画通りに進んでいるから。
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今後の研究の推進方策 |
骨格筋組織や血液サンプルの代謝物解析の追加、免疫染色実験等の追加、国際学会発表等での成果発表や論文投稿のために使用する予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
今年度は骨格筋代謝物とフェノタイプ(静注糖負荷テストにより測定されたインスリン感受性や二重標識水法により評価されたエネルギー消費量等)の関連について統計的な解析(統計ソフトSASを用いた解析)と解析結果の解釈を中心に行ったために、実験試薬などの物品費の支出が当初の予定より少なかったため。
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次年度使用額の使用計画 |
骨格筋組織や血液サンプルの代謝物解析の追加、免疫染色実験等の追加、国際学会発表等での成果発表や論文投稿のために使用する予定である。
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