中国の日本人学校の生徒に健康調査を実施し、ストレス症状、身体計測、循環機能、保健医療状況について検討した。対象校は、広州にある日本人学校で、中学生の総在籍数は90名程度あった。養護教諭を配置し、生徒の健康管理を積極的に行っている。対象校の生徒は異動が多いため、当初3年間予定していた追跡は2年間にとどまった。対象の学校では生徒の健康管理が積極的に行われているため、生徒の健康課題は少なかった。在外日本人学校における健康管理としては、歯科医師、ワクチン接種、市販の薬は日本で対応や準備をすることが大切であり、インターネットなどを活用した医療相談ができるシステムの構築が望まれる。
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