研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は、de novoピリミジン生合成経路を強力に阻害するDI-01をシードとして新規抗がん剤リードを開発することである。DI-01は由来の異なるさまざまながん細胞の増殖をnMオーダーで強く阻害し、また、既存の抗がん剤5-フルオロウラシル(5-FU)と併用することで著しい効果増強作用を示した。DI-01は溶解性が低くかつ代謝的に不安定であったが、一連の構造最適化により、薬物動態が大幅に改善されたDI-148の創製に成功した。
ケミカルバイオロジー