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2015 年度 実績報告書

生物発光共鳴エネルギー移動機構を利用した低分子化合物の光イメージング法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 25350983
研究機関国立研究開発法人産業技術総合研究所

研究代表者

呉 純  国立研究開発法人産業技術総合研究所, バイオメディカル研究部門, 主任研究員 (90415646)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワード発光プローブ / ペプチド / ファージ / 生物発光共鳴エネルギー移動 / ルシフェラーゼ / 蛍光タンパク質
研究実績の概要

本研究は低分子化合物であるS-アデノシル-L-ホモシステイン(SAH)を可視化する新規光プローブの創製ならびに低分子化合物の発光イメージング法の確立を目指すものである。これまで、SAHのホモシステイン部位の2級アミン基を介して固相化し、アデノシン環に結合するファージクローンを同定し、そのファージのDNA配列の情報を基に調製したビオチン化したペプチドとSAHとの複合体に対してファージスクーニングを行い、複合体に結合するファージクローンを得ることに成功していた。今年度は、SAHに結合する一分子発光プローブを完成させるため、まず得られた2つのペプチドのDNA配列の間にさらに21merのランダムオリゴヌクレオチドを挿入し、T7ファージDNAベクターに組み込んで大腸菌に感染させることによって得られたファージライブラリーを新たに作製した。次に、作製したライブラリーを用いて再度S-アデノシル-L-ホモシステインに対するバイオパンニング実験を行い、得られた複数のファージクローンのDNA配列を解析した。それから、得られたファージクローンのDNA配列情報を基に、ルシフェラーゼと蛍光タンパク質のDNA配列の間に同定したファージクローンのDNA配列を挿入したプラスミドを調製し、市販の無細胞翻訳系キットを用いて融合タンパク質を調製した。さらに、その融合タンパク質溶液中に化合物SAHを加えて一分子生物発光共鳴エネルギー移動現象の観測を行った。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2015

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 変異導入によるCypridina noctiluca由来分泌型ルシフェラーゼの発光特性変化2015

    • 著者名/発表者名
      西宮佳志、森田陽介、呉純、近江谷克裕、扇谷悟、森田 直樹
    • 学会等名
      日本蛋白質科学会
    • 発表場所
      あわぎんホール(徳島市)
    • 年月日
      2015-06-26

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公開日: 2017-01-06  

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