研究課題/領域番号 |
25360022
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
大西 広 慶應義塾大学, 経済学部, 教授 (50176955)
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研究分担者 |
田上 孝一 立正大学, 文学部, 非常勤講師 (70646603)
瀬戸 宏 摂南大学, 外国語学部, 教授 (80187864)
松井 暁 専修大学, 経済学部, 教授 (90238931)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 中国特色社会主義 / 改革開放政策 / 社会主義市場経済 / 中国共産党 |
研究概要 |
平成25年度の主要な研究実績は、第四回日中社会主義フォーラム開催であった。 第四回日中社会主義フォーラム「中国特色社会主義の行方と理論問題」は2013年12月21日、22日両日、慶應義塾大学三田校舎北館3F大会議室で開催された。研究代表者大西広、研究分担者瀬戸宏、田上孝一、松井暁が会員である社会主義理論学会が主催し、慶應義塾大学東アジア研究所および当科学研究費補助金「中国特色社会主義の多角的研究」プロジェクトが共催であった。参加者は約60名に達した。中国から12名の研究者を招き報告を受け、日本側からは当科研費メンバー全員を含む8名が報告した。中国特色社会主義をテーマとした日本で数少ないシンポジウムとして、非常に貴重であり、大きな成果をあげたといえよう。フォーラムの主要内容、予稿集は社会主義理論学会HPに専用ページを設けて掲載されているので参照していただきたい。http://sost.que.jp/myweb_017.htm このほか、研究代表者、研究分担者はそれぞれ関連する個別研究をおこなった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
申請段階での本年度主要研究内容である第四回日中社会主義フォーラムを、予定通り開催することができた。中国側から12名の研究者を招き日本側も8名が参加するというかなり規模の大きなフォーラムであったが、参加者全員がフォーラムの主題に沿った学術報告をおこない、活発な討論がおこなわれ、参加者の満足度も高かった。傍聴者も含めた参加者は60名に達し、社会主義をテーマとする研究集会として予想を上回る人数であった。 第四回日中社会主義フォーラムは大きな成功を収めた。このほか、科研費メンバーは個別研究としても成果をあげることができた。平成25年度の研究は当初の計画以上に進展している、と考える理由である。
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今後の研究の推進方策 |
平成26年度は、科研費メンバーの個別研究を中心とする。 平成27年度は、同年9月頃中国・中山大学で開催が予定されている第五回中日社会主義フォーラム参加・論文発表を主要な活動内容とする。また、数名の中国の社会主義研究者を日本に招き、学術交流をおこなう。この際、新左派、毛沢東派など中国社会主義の多様な内容が理解できるよう人選に努める。
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次年度の研究費の使用計画 |
今年度はほぼ予定通りの支出であったが、本事業として12月に企画・実施した日中会議を慶應義塾大学東アジア研究所にも支援いただいたため、今年度はその費用支出に余裕がでた。また、共同研究者の松井氏も今年度に限った学内経費にあたったため、本予算で予定していた書籍購入などをそちらで賄うことができた。 昨年12月に慶應義塾大学で開催した日中会議は大きな成果を上げ、本事業テーマでの研究交流はさらに深まることとなった。このため、今後にかかるこの経費は増える。この経費として使用する予定である。 共同研究者の松井氏の支出も、書籍購入を中心に深まったテーマを追うための支出予定が増えた。この支出に使う予定である。
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