研究課題
2015年4月26日に中国人研究者余斌氏(中国社会科学院マルクス主義研究院研究員)を招き講演会「『さあ「資本論」を読んでみよう』(荘厳・角田史幸訳 こぶし書房)について」を開催した。『さあ「資本論」を読んでみよう』は余斌氏の著書で、その日本語訳が刊行されたのを機に、講演会を企画したものである。これは社会主義理論学会2015年度(第26回)研究集会を兼ねるものであった。48名の参加があり、余斌氏との間で活発な質疑応答が行われた。講演会の詳細な内容報告は社会主義理論学会HPに掲載されている。2016年3月5日、6日中国から四名の研究者を招き、「中国社会主義の多様性」をテーマとして第5回日中社会主義フォーラムを慶応大学三田校舎で開催した。招聘した研究者は、李延明(中国社会科学院マルクス主義研究院研究員)、張光明(北京大学国際関係学院教授)、邱海平(中国人民大学経済学院教授)、王進芬(南京師範大学公共管理学院教授)、それに日本側研究者六名を合わせ、計十名の研究者が報告した。今回のフォーラムの趣旨は、あえて考え方の異なる中国側研究者を招き、中国社会主義を巡る中国国内のさまざまな見解の一端を示すことであった。李延明、張光明氏は中国社会主義の現状に否定的で民主化の必要性を強調し、邱海平、王進芬氏は中国特色社会主義に肯定的であった。報告者の見解の相違を反映してフォーラムでは活発な討論が行われ、傍聴者を含めたフォーラム参加者は主催者の予想を大幅に上回り延べ百名余りに達し、フォーラムは大きな成功を収めた。フォーラムでの発言原稿は社会主義理論学会HPに掲載されている。このほか、研究代表者、分担者は個人研究として別稿の研究成果を発表した。
すべて 2016 2015 その他
すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (12件) (うち国際共著 1件、 謝辞記載あり 1件、 査読あり 2件) 学会発表 (8件) (うち国際学会 3件) 図書 (5件) 備考 (2件) 学会・シンポジウム開催 (1件)
季刊 経済理論
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福島大学経済学会『商学論集』
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東京電機大学総合文化研究
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http://k-ris.keio.ac.jp/Profiles/222/0022137/profile.html
http://www.asahi-net.or.jp/~ir8h-st/index