インドネシアのマカッサル市の母子保健指標の向上を目指してマカッサル市の都市部の保健所及び母子病院各2施設の母子健康診査に関与する保健医療専門職を対象に健康診査に関する質問紙調査を実施した。その結果、キーパーソンである助産師の指導内容に統一性がないことが分かった。次に同施設の健診主担当の助産師5名を対象に妊産婦死亡リスクである出血、高血圧、貧血に対する指導内容についてインタビュー調査を実施した結果、個々の助産師の指導内容が不統一であり、栄養指導も不十分であることがわかった。その改善のために高血圧や貧血予防のインドネシア版リーフレットを作成しマカッサル市を通して保健所で配布し活用することができた。
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