研究課題/領域番号 |
25360042
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
三枝 麻由美 名古屋大学, 男女共同参画室, 助教 (10359664)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 男女共同参画 / ジェンダー / フランス / スウェーデン / 社会変容 |
研究概要 |
本研究の初年度にあたる平成25年度は、下記の点を行った。 ① 日本における既存研究調査(男女共同参画に関するフランス、スウェーデン、日本に関する文献調査) ② 日本における研究協力者との意見交換(放送大学松村祥子教授および日本総研の池本美香主任研究員との意見交換) ③ フランスを訪問し、既存研究調査・一時資料調査のデータ収集、およびインタビュー調査(インタビュー先:女性運動団体(Alliances des femmes, European Women's Lobby, Laboratoire de l'Egalite、研究機関(パリ第一大学経済センターMarie-Therese Letablier研究員等、パリ第七大学男女共同参画室Sophie Lheny研究員等)を行った。インタビュー調査では、なぜ男女共同参画社会への変容を目指すのか(理念)、制度の枠組み、制度改革の背景となる社会・政治・経済的要因を尋ね、さらに社会的合意がどのように形成されているかを尋ねた。 ④ 名古屋大学男女共同参画室の仕事でスウェーデンに出張する機会があったため、その際にルンド大学、ヨーテボリ大学のジェンダー研究者や男女共同参画推進活動従事者との意見交換およびインタビュー調査を行った。 平成25年度は、上記の活動をもとに集めた資料や意見などをまとめ分析を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
現在までの達成度は、おおむね順調に進展している。文献調査、フランス訪問調査を実行した。また、一部ではあるが、スウェーデンでの訪問調査も、他の出張機会に行うことができた。
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今後の研究の推進方策 |
今後の研究の推進は、研究計画通りに変更無く行う予定である。研究計画の変更をするような課題点は見られないが、フランスおよびスウェーデンの訪問調査において、それぞれの国で最低1週間は必要であり、2カ国を連続して周る出張(2週間以上)を行うことが難しい点は課題点である。それぞれ別々に訪問して行うと外国出張経費が計画よりも掛かってしまうので、他の経費を切り詰めて、外国出張に回すなどの対応を行いたい。
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次年度の研究費の使用計画 |
平成25年度は、スウェーデン訪問をしてインタビュー調査などをする件は、名古屋大学男女共同参画室の仕事でスウェーデン出張が発生し、訪問機関も重複する箇所があったため、その際に一部行ったため、スウェーデン出張費が計上されていないので、使用金額が低かった。 今年度は、この金額を利用して、外国出張(フランスとスウェーデン)期間を増やし、インタビュー調査などを行いたい。
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