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2015 年度 実施状況報告書

公民権運動におけるNCNWの役割~ドロシー・ハイトを中心に~

研究課題

研究課題/領域番号 25360045
研究機関福岡教育大学

研究代表者

西崎 緑  福岡教育大学, 教育学部, 教授 (00325432)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2017-03-31
キーワードYWCA / Dorothy I. Height / 公民権運動 / NCNW
研究実績の概要

本年度は、ニューヨークのハーレムを中心に公民権運動に参加し支えた女性たちについての資料収集を行う予定としていた。またYWCA関係の資料収集も行うこととしていた。そこで、全米YWCA関係資料が保存されているSmith CollegeのSophia Smith Collectionを訪問し、一次資料の収集を行い、公民権運動におけるYWCAの意思決定(大会での議決を含む)、活動内容、支部への指令、発行パンフレットおよび他団体との連携について、具体像をつかむことができた。また、Schomburg Center for Research in Black Cultureにおいて、ニューヨークタイムズや黒人系新聞の記事収集を行い、ハーレムの活動家、NCNW、Dorothy I. Heightについての当時の活動やマスコミの評価等を知ることができた。2月には、African American History Monthの一環としてニューヨークYWCAが主催した行事に参加し、YWCA職員との意見交換を行った。また、Dorothy I. Heightと共に働いた経験のある、Ms. Merble Reagon (Excective Director of the Women's Center for Education and Career Advancement (WCECA)からDorothy I. Heightについて教示を得た。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

YWCA関係一次資料については、予想よりも多くの資料を収集することができ、昨年収集したNCNW関係資料との関連を把握することができた。しかし、インタビューについては、予想外の人物にインタビューすることができた反面、予定していた人物にインタビューができず、研究課題の追及が及ばなかったところがあるため、おおむね順調と評価した。

今後の研究の推進方策

予定通り、2016年5月西洋史学会での発表を予定している。また、予定外ではあるが、6月にアメリカ学会および、比較教育社会史研究会の春季例会での発表を予定している。その後、報告書をまとめ、出版準備を進める予定である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2016

すべて 学会発表 (3件) (うち招待講演 1件)

  • [学会発表] Lifting As We Climb:Education and Activism of the African American Women in the early twentieth century2016

    • 著者名/発表者名
      西崎 緑
    • 学会等名
      比較教育社会史研究会春季例会
    • 発表場所
      愛知大学(愛知県名古屋市)
    • 年月日
      2016-06-19
    • 招待講演
  • [学会発表] 公民権運動におけるYWCAの役割――YWCA of the USA Papersに残された記録を通して2016

    • 著者名/発表者名
      西崎 緑
    • 学会等名
      アメリカ学会
    • 発表場所
      東京女子大学(東京都杉並区)
    • 年月日
      2016-06-04
  • [学会発表] 公民権運動におけるNCNWの役割2016

    • 著者名/発表者名
      西崎 緑
    • 学会等名
      西洋史学会
    • 発表場所
      慶應義塾大学(東京都港区)
    • 年月日
      2016-05-21 – 2016-05-22

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公開日: 2017-01-06  

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