• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2015 年度 実績報告書

企業の人事マネジメントと女性のキャリア形成の変遷に関する国際比較分析

研究課題

研究課題/領域番号 25360046
研究機関東京国際大学

研究代表者

石黒 久仁子  東京国際大学, 国際戦略研究所, 准教授 (90573915)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワードジェンダー / キャリア / 人事管理 / 雇用制度 / 国際比較 / ヨーロッパ
研究実績の概要

本研究は企業への聞き取り・女性社員へのライフ・ヒストリー・アプローチを用いたインタビューを中心に、日本と北欧を中心とした欧州諸国の女性のキャリア形成の過程を比較分析し、今後女性が企業で活き活きと活躍するための方策について考察することを目的とした
最終年度の平成27年度は、イギリス・デンマーク(9月)、ノルウェー・オランダ(平成28年3月)の企業、政策担当者、大学研究者、女性社員/職員等に対する聞き取り調査を実施し、文献・資料・Emailでの手段を通じてスウェーデン企業の取り組みについての調査も実施した。国内女性に対する聞き取り調査も継続して実施し質的データの蓄積に努めた。
調査・分析から、企業マネジメント慣行と女性のキャリア形成には各国の女性政策の発展とそれに伴い形成され変化しているジェンダー/多様性に関する社会の認識と受容が大きく関わっていることが明らかになり、それら政治・経済・社会システムをより深く包括的に分析し、日本社会への適用の可否を考察する必要性が浮き彫りとなった。また、今後各国政策、企業、個人に関するデータの更なる収集と分析により研究を発展させていくことが日本の女性のキャリア研究において必須であると思われる。
成果は本研究の知見を加え、日本の雇用情勢の変遷と女性のキャリア形成に関する分析をASA(8月), BAJS(9月)の国際学会で発表し、同時にデンマークを中心とした北欧諸国に関する分析の論文を発表した。また、平成28年9月のWork, Employment and Society (BSA)学会(単独)にて本研究の結果を総合した研究成果を、またBAJSにて本研究の結果を交えた日本の女性政策と雇用に関する研究(共同)を発表する予定である。(2本とも現在審査結果待ち。)WES学会での発表内容は論文としてまとめ、WES誌に平成28年度内に投稿予定である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2016 2015

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (2件) (うち国際学会 2件)

  • [雑誌論文] デンマークにおける女性の社会進出とその背景2016

    • 著者名/発表者名
      石黒久仁子
    • 雑誌名

      文京学院大学外国語学部紀要

      巻: 15 ページ: 15-24

    • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり
  • [学会発表] Gender and division of housework among couples in Japan2015

    • 著者名/発表者名
      Kuniko Ishiguro
    • 学会等名
      British Association for Japanese Studies Annual Conference 2015
    • 発表場所
      SOAS, University of London
    • 年月日
      2015-09-10 – 2015-09-10
    • 国際学会
  • [学会発表] Female Entrepreneurs and Corporate Society in Japan: A preliminary Study2015

    • 著者名/発表者名
      Kuniko Ishiguro
    • 学会等名
      American Sociological Association 2015 Annual Meeting
    • 発表場所
      Hilton Chicago
    • 年月日
      2015-08-22 – 2015-08-22
    • 国際学会

URL: 

公開日: 2017-01-06  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi