• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2013 年度 実施状況報告書

権利アプローチによる女性のエンパワメント実現に向けた実践的枠組の構築

研究課題

研究課題/領域番号 25360061
研究種目

基盤研究(C)

研究機関公益財団法人世界人権問題研究センター

研究代表者

三輪 敦子  公益財団法人世界人権問題研究センター, その他部局等, 研究員 (90414119)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワードジェンダー / 人権 / 権利アプローチ / 開発 / エンパワメント
研究概要

2013年度は、文献による調査と分析に力を注ぎ、本研究の枠組の精緻化をおこなった他、2013年7月、2013年10月、2013年12月に京都女子大学でおこなわれた研究会において、本研究に関する報告をおこなった。また、国連女性の地位委員会の政府代表や女性差別撤廃委員会委員への聞き取りをおこない、女性の権利に関し、国際的にどのような議論がおこなわれてきたかについても検討した。
各国、地域における女性の権利実現に向けた実践に関する研究として、女性差別撤廃条約の国内実施を目的とする法曹研修についてフィリピンでおこなった調査について、Shultz, Ulrike and Gisela Shaw (Eds.) ”Gender and Judging” (Onati International
Series in Law and Society), Hart Publishing, 2013に、'Engendering Judiciary - Lessons from the Philippines' (pp.557 -
570) と題する論文を発表した他、安保理決議1325号の実施を通じた女性の権利実現に関し、(公財)世界人権問題研究センター『研究紀要』第19号(2014年3月)に、「安保理決議1325号と関連決議の実施を通じた『女性と平和・安全保障』の課題への取り組みの現状と課題」と題する論文を執筆した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

予定されたペースで文献調査や聞き取り調査が進んでいる他、2014年度に実施する予定であるインドにおけるフィールド調査についても準備を進めている。

今後の研究の推進方策

2014年度は、8月から9月にかけてインド、マハーラーシュトラ州プネのNGOであるMASUMの協力を得てフィールド調査をおこない、2013年度に構築した権利アプローチの実践的展開に関する枠組の有用性や課題を検討する予定である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2014 2013

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] 「安保理決議1325号と関連決議の実施を通じた『女性と平和・安全保障』の課題への取り組みの現状と課題」2014

    • 著者名/発表者名
      三輪 敦子
    • 雑誌名

      『研究紀要』(公財)世界人権問題研究センター

      巻: 第19号 ページ: 21ー57頁

  • [雑誌論文] Engendering the Judiciary - Lessons from the Philippines2013

    • 著者名/発表者名
      Atsuko Miwa
    • 雑誌名

      Gender and Judging, Hart Publishing

      巻: Onati International Series ページ: pp. 557 - 569

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 「女性を『平和構築』の主役にー国連安全保障理事会決議1325号の意義と課題」2013

    • 著者名/発表者名
      三輪 敦子
    • 雑誌名

      『ウィラーン』日本女性学習財団

      巻: 722号 ページ: 6ー9頁

URL: 

公開日: 2015-05-28  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi