研究課題
基盤研究(C)
本研究では、幻覚からの議論の妥当性を考察した。幻覚からの議論によれば、知覚についての日常的な考えは幻覚の可能性と矛盾し、それゆえ日常的な考えは間違っている。私は、幻覚からの議論への答えとして理解される知覚的経験についての主要な説、知覚の選言説や知覚の表象説を検討した。また、知覚についての日常的な考えを正しいと考えるためには、幻覚的経験や真正な知覚的経験をどのように説明すべきかについて検討した。
哲学