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2017 年度 研究成果報告書

西洋近代観念説の論理――自然主義的枠組みとその解体のダイナミックス

研究課題

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研究課題/領域番号 25370015
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 哲学・倫理学
研究機関京都大学

研究代表者

冨田 恭彦  京都大学, 人間・環境学研究科, 名誉教授 (30155569)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2018-03-31
キーワード西洋近代観念説 / 自然主義 / 観念 / 観念論 / デカルト / ロック / バークリ / カント
研究成果の概要

西洋近代観念説は、原子論(粒子仮説)的な仮説的アプローチを基盤とする、外なる物そのものと内なる観念との区別に基づいて成立した「自然主義」的営みであった。その基本的枠組みは、デカルトとロックによって整えられたが、ロック以降、バークリやヒュームやカントは、それぞれの仕方でこの自然主義的観念説の枠組みを解体する。バークリは物そのものを廃棄することによって観念論を成立させ、ヒュームは、この物そのものを懐疑的に見ることによって自然主義的枠組みを歪めた。またカントは、表象が内的なものとして扱われるために不可欠な物そのものを認識不可能な物自体とするとともに、硬直した認識観・人間観を前面に出すことになった。

自由記述の分野

哲学、西洋精神史、科学史

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公開日: 2019-03-29  

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