研究課題
基盤研究(C)
個別の自我と共同体における記憶、忘却、喪失、再生について、その全体像を現象学と解釈学の理論を応用して明らかにした。その過程で、共同体を共時的なつながりとしてだけでなく、世代性を踏まえた発生と消滅の弁証法的運動として記述する理論的基礎が得られた。それにより、まちづくりの基礎となり得る「まちの物語」のもとであるエクリチュールとイマージュなどの断片を「小さな物語」として再構成する理論構築に関する哲学的基礎が築かれた。
現代哲学(現象学、解釈学)