| 研究課題/領域番号 |
25370042
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| 研究種目 |
基盤研究(C)
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| 研究機関 | 茨城大学 |
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研究代表者 |
井澤 耕一 茨城大学, 人文学部, 教授 (00455908)
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| 研究分担者 |
橋本 昭典 奈良教育大学, 教育学部, 准教授 (20379522)
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| 研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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| キーワード | 儒教 / 経学史 / 清朝 / 皮錫瑞 / 劉師培 / 五経 / 今文経学 / 古文経学 |
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| 研究概要 |
経学の歴史的展開の解明に関して交付申請書に基づいた研究を行い、清末の経学者皮錫瑞著『経学歴史』の新訳注の作成および世に殆ど知られていない湖南師範大学蔵『経学歴史』手稿本の解読調査を主に行った。研究の具体的内容は以下に記したとおりである。
①『経学歴史』新注の作成……今年度は、春秋から後漢時代までを範囲として、すでに完成させている訳文の修正と「新注」の作成を研究者各人がそれぞれ進めていった。今年度は『経学歴史』経学開闢時代、経学流傳時代、経学昌明時代まで完了した。
②『経学教科書』訳注の作成……研究代表者である井澤耕一が『経学教科書』の清代部分訳注稿（本邦初）を試作し、『茨城大学人文学部紀要 人文コミュニケーション学科論集』第15、16号にて発表した。
③研究会の開催……訳稿作成は研究者間で分担して行ったが、その作業中に明らかとなった問題点や課題を解決するための研究例会を計4回（平成25年5月19日、7月27・28日、8月30・31日、平成26年2月21・22日）開催した。研究会は関西大学総合図書館にて2日間にわたって開き、1日目は午後から夜、2日目は朝から午後にかけて、各人が原稿を作成した際、問題となった具体的な箇所を俎上に載せ、従来の研究成果を踏まえながら改訂作業を行った。
④湖南における調査……平成25年11月9日（土）から15日（金）にかけて、長沙市を訪問し、中国の皮錫瑞研究では第一人者の湖南大学教授呉仰湘氏と、訳注作成に関する意見交換を行った。また湖南師範大学図書館所蔵の『経学歴史』手稿本を閲覧・筆写して、『経学歴史』作成の過程をたどった。作業は上下巻とも約半分を読了。
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| 現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
各人の訳注作成と研究会開催については、当初の計画とは一部変更となったが、ほぼ順調である。湖南における手稿本閲覧については読了には至らなかったが、『経学歴史』成書までの過程を知る大きな手掛かりを得た。
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| 今後の研究の推進方策 |
本件課題申請時、平成26年度は台北の中央研究院訪問としたが、手稿本解読作業が完了していないため、平成26年秋ごろに湖南師範大学図書館を訪れ、解読作業を完成させたい。
また訳注作成速度をさらに上げ、期間中に新訳注稿完成を目指す。
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