研究課題/領域番号 |
25370049
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 熊本県立大学 |
研究代表者 |
山田 俊 熊本県立大学, 文学部, 教授 (30240021)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 『陰符經』 / 北宋道家思想 / 金代道家思想 / 南宋道家思想 |
研究概要 |
・現存する唐から清代の『黄帝陰符經』各テクストを調べ、300字本と400字本それぞれの「校本」を作成した。 ・早稲田大学等に文献調査に出かけた。 ・日本道教学会第64大会(於早稲田大学2013.11.09)に於いて「北宋に於ける『陰符經』の受容について」と題して口頭発表を行った。 ・上記発表の成果は、平成26年度6月刊行の『東方宗教』に掲載(印刷中)。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
・初年度に予定されていた「校本」の作成は終了し、本研究の全体に関する見通しに就いては、日本道教学会第64大会で口頭発表をし好評を得た。その成果は、H26年度6月中に学科誌で発表される。 ・次の展開としての金代・唐淳の思想については粗方の整理がすみ、H26年度5月の上海での国際学会での発表が決定している。 ・更に、南宋・夏元鼎の思想に就いて現在まとめており、H26年度11月の中国での国際学会、及び国内の研究会で報告の予定である。
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今後の研究の推進方策 |
・上記上海での口頭報告結果は、勤務先の紀要に論文として発表の予定(投稿予告済) ・11月の中国での報告、及び国内での報告も勤務先の紀要等の場で発表の予定。 ・国内研究機関所蔵の資料調査を継続して行い、「校本」の精度を高める。
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次年度の研究費の使用計画 |
・「校本」作成、及び関連論文執筆のための資料調査と資料収集費。 ・国内外の学会及び研究会での報告のための旅費。 ・本年度中に資料調査及び収集を完成させる予定。 ・5月(上海)、11月(江西)の二度の中国学会での報告を予定。
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