研究課題
基盤研究(C)
唐・五代期においての道教の俗講で用いられたテキストの研究である。敦煌文献の中に、具体的な道教の俗講に関連する文献が存在していた。具体的には、BD1219,BD7620文書である。本研究は、これらの手書き文書の活字への翻刻から始めて、その内容の検討を行い、そこから道教の俗講の具体的な様相の検討を行った。この成果を通して、これまで不明であった道教の俗講の具体的様相の一部分が明らかになった。
敦煌学、道教